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ナースのオフタイム
vol.21 崩れた体バランスを、汗でコントロール
冷房が効きっぱなしの病院で、体調を崩すナースが急増?!
冷房が効きっぱなしの病院で、体調を崩すナースが増えている

 夏になると、来院される患者さんの中にも、冷房で体調を崩したという方が多くなりませんか? ある統計によれば、冷房で体調を崩した経験のある人は60%以上にのぼるそうです。しかし、それは何も患者さんに限った話ではありません。この時期は病院も冷房が効きっぱなし。一般の人と同じように、体調を崩してしまうナースが増えているのです。だるいとか、朝起きられないと思ったら要注意! そのまま放っておくと、体温調整のできない体になってしまいます。そんなときは、上手に汗をかいて体のバランスをコントロールしましょう。

汗をかいて、体温調整できる体を取り戻そう!

 ところで、どうして汗をかくと体調が整えられるのでしょうか? そもそも人の体は発汗することで自然に体温を調節する機能を備えています。ところがエアコンの普及によって、現代人の体温を調節する交感神経の機能が低下。その結果、“汗をかけない”体になってしまい、「ホルモンバランスが崩れて生理不順になる」、「自律神経が乱れ、意味のないイライラが募る」、「免疫力が低下してウイルスや細菌の侵入が防げなくなる」などの障害が表れているのです。つまり、汗をかける体になることは、ただ体温を調節するだけでなく、交感神経を活性化させ、正常化していくことなのです。

「臭い」と感じていたのは、「悪い汗」。

 ただし、汗をかいたときに気になるのがそのニオイ。でも、汗には臭いニオイの出る「悪い汗」とニオイのない「良い汗」があるのを知っていますか? アルカリ性の「悪い汗」は、水分と一緒に大切なミネラルも排出するので、細菌が繁殖しやすくなり臭いが発生ます。それに対し、酸性の「良い汗」は必要のない水分だけを排出するので、ほとんど匂いません。ニオイを気にせず体のバランスを整えるためには、「良い汗」をかくようにしましょう。

ミネラルが汗と一緒に流れると、夏バテの原因に!

「悪い汗」ばかりかいていると、ナトリウム・カリウムなどが排出され、体がミネラル不足の状態に。この状態が続くと、内蔵機能が低下し、夏バテなどを引き起こす原因となります。

体が必要としている「良い汗」のかき方とは…

 とにかく「汗をかけばいい」というわけではありません。普段汗をかかない人が、暑い場所に出たときなどに突然かくのは、「悪い汗」。余分な水分を排出し、体温を調整してくれる「良い汗」をかくためには、良い汗腺が必要です。まず最初に、現代の生活で衰え気味の汗腺を、活性化させましょう!

エアコンの設定温度は、外気温からマイナス5度に設定。 エアコンの設定温度は、外気温からマイナス5度に設定。
エアコンの温度を快適と感じるまで下げてしまうと、皮膚温度が1時間で10度近く低下し、体を冷やし過ぎてしまいます。外気温のマイナス5度を目安に設定するよう注意しましょう。
ウォーキングなどの運動で体温を上昇させる。 ウォーキングなどの運動で体温を上昇させる。
一般に、人間の体で筋肉の割合が一番多いと言われているのは脚。体温を上昇させるには、脚を動かすと効果的です。10分くらいを目安にウォーキングをして汗腺を開きましょう。20分以上でダイエット効果も表れますよ。
1日1回熱い飲み物を飲む。 1日1回熱い飲み物を飲む。
暑いときにはアイスコーヒーやジュースを飲みがちですが、冷たい飲み物は急に体温を低下させ、体に負担をかけます。とくに甘いジュースはのどが渇くので、ガブ飲みしてバテる原因に。熱い物を飲んでじんわりと汗をかきましょう。
じっくりお風呂に浸かる じっくりお風呂に浸かる
夏場はシャワーで簡単に済ませがちなお風呂。しかし、半身浴でゆっくりとお風呂に浸かることで、冷房で冷えた体をじっくりと温めましょう。体の芯から温まると代謝も良くなり、発汗しやすい体質になります。
汗と上手に付き合うための豆知識

 つい冷房をガンガンに効かせてしまうのは、汗を防ぐ方法をほかに知らないからかもしれません。ここでは今後、汗と上手に付き合うための豆知識をいくつかご紹介しましょう。

エアコンの設定温度は、外気温からマイナス5度に設定。

エアコンの温度を快適と感じるまで下げてしまうと、皮膚温度が1時間で10度近く低下し、体を冷やし過ぎてしまいます。外気温のマイナス5度を目安に設定するよう注意しましょう。

食べ物でニオイが変わる?

どうしても汗のニオイが気になるときは肉類を控え、繊維を多く含む野菜や海草類をたくさん食べるのがオススメ。ニオイの原因となるアポクリン腺から出る脂質の量を減らし、ニオイをコントロールします。

お風呂上がりの汗はふいちゃダメ!

汗は蒸発するときに体温を下げるため、お風呂上がりの汗をすぐにふき取ると、いつまでも体が冷めず、かえって汗をかくことに。 お風呂上がりの汗は菌も少なく、ニオイの心配もそれほどないので、ふき取ってしまわないで。

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