



12月は、なにかと慌ただしい季節。あなた自身の仕事内容に変化がなくても、新年の準備など、職場環境には何かしら変化があるはず。
この時期は、忙しさからついつい考えずに走り抜けてしまいがちですが、実はナースとしての自分を成長させる絶好のチャンスなのです。

でも、ナースとしての自分を成長させるといっても、何かのキッカケがなければ考えにくい…という人にオススメなのが、先輩ナースが書いた本を読むこと。現役ナースの作家やナースから作家になった先輩たちが書いた本とあなた自身を照らし合わせてみれば、これからあなたが目指すナース像が見つかるかも。
そんなわけで、今回の「ナースのオフタイム」では、“人生のターニングポイントに役立つ、ナースな作家たち”をお送りします。
ナースを目指したキッカケや、なりたかったかナース像をあなたは今も覚えていますか?忘れてしまった、または忘れかかっているあなたを再び原点に立ち返らせてくれるのが「看護の魅力」。
この本は、もともと、ナースを目指す中高生向けに書かれた本ですが、現役ナースにもしっかり役に立つ一冊。ナースの歴史から、仕事内容の紹介、そして、ナースの新たな活躍の場まで読み進めると、「ナースになってよかった!」と改めて思えます。
読み終えた後は、「わたしが新人の頃に読んで、ためになったから」と新人ナースに渡せば、「いい先輩」という評判になること間違いなし?!
![]() |
20年あまり訪問看護に従事された山崎さんが、中高生や看護学生、若手のナースに向けて看護の魅力を紹介。訪問看護やケアマネージャーなど、ナースが活躍する幅広いフィールドについて書かれていて、自分の将来的なビジョンも描くことにも役立ちます。 |
あなたが仕事だけでなく、恋にもがんばっている文武両道(?)のナースであれば、「これからのキャリア」を考える際に意識してしまうのが「結婚」「出産」のこと。
そんなナースにオススメなのが、子育てをしながらナースとしても活躍している桜木さんの「子育てナースなんだもん」。
母親兼ナースの生活は、毎日いろんな事件が起きて大変そうにも思うけど、それ以上にほんとに楽しそう!
こんな「子育てナース」なら、なってもいいなと思ってしまいます。
![]() |
出産後、専業主婦を経てナースの世界にカムバックした桜木さんが、母親とナースとしての日常を綴ったエッセイ集。保育園探しや子供の病気など、日々の事件を織り交ぜながらユーモアたっぷりに書かれた文章を読み進めていくと、子育てをしながら働く大変だけど楽しい生活をイメージできるようになります。 |

![]() |
宮子あずささん 東京厚生年金病院 緩和ケア病棟・神経科病棟兼務 看護師長 看護師として働きながら多くの著作を世に出し、大学通信教育で学ぶナース。 【ほんわか修士生活─働きながら楽しむ大学通信教育】というHPも運営されています。 http://www1.parkcity.ne.jp/miyako/ |
宮子さんは、明治大学文学部を中退後、東京厚生年金看護専門学校を経て、現在は東京厚生年金病院で神経科の看護師長として働く現役ナース。
ナースとして働き始めて3年を越える頃(1990 年頃)から作家としても活躍を始め、現在までの著作数はなんと20冊以上。
母親が作家で、子供の頃から文章を書く習慣があったとはいえ、ナースとしても働きながらこれだけの本が書けるなんて(わたしなんて日記も続かないのに…なんてことはおいといて)、すごいの一言。
また、宮子さんのさらにすごいところは、ナース、作家、学生の3足のわらじをはいていること。
ナースとして働きだして10年近く経った時から、武蔵野美術大学短期大学でグラフィックデザインを勉強。その後、産能大学経営情報学部卒業、明星大学人文学研究科修士課程、そして、昨年からは武蔵野美術大学造形学部に在学中だったりもするんです。
こんなパワフルナースの宮子さんの本を読めば、ちょっと(かなり?)考え方や生き方も影響されそうだし、何か新しいことを始める勇気になります。
![]() |
宮子さんなりの「看護って何だろ?」が書かれたこの本は、ナースの仕事に辛くなってしまった時だけでなく、「傾聴って『聞き流し』かもしれない」「『同情は御法度』じゃないんだ」など、新しい発見にも満ちています。買う前に「ちょっと長いまえがき」を読んでみることをオススメします。 |
![]() |
内科に勤務していた時に宮子さんが出会った症例に対する看護法や考えを綴った本。過去に雑誌連載された原稿に「いま、思うこと」が追記されており、キャリアを重ねたことでの変化も読みとることができます。2・3巻では神経科へ移ってからの症例が紹介されていて、レポートを書く際にもこれは使えそう。 |








